curve about maker faire tokyo
ベネッセが初めて協賛・運営した2日間の「School Maker Faire」は大盛況のうちに幕を閉じました。このレポートでは、出展校の生徒たちと来場者のみなさま、協力企業のみなさまとの交流の様子をご報告します。ご協力くださったみなさま、ありがとうございました!
about maker faire tokyo
schools
schools
8校28名の生徒による力作の共演
入場口すぐの「School Maker Faire」ブースは、さながら教室を再現したような空間。多くの来場者のかたが足を止めてくださり、中高生の熱意あふれる説明を真剣に聞いてくださいました。フセンに集まったフィードバックコメントは、2日間で約1200件。たくさんの応援や助言、ありがとうございました!

ベネッセが初めて協賛・運営した2日間の「School Maker Faire」は大盛況のうちに幕を閉じました。このレポートでは、出展校の生徒たちと来場者のみなさま、協力企業のみなさまとの交流の様子をご報告します。ご協力くださったみなさま、ありがとうございました!
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schools
8校28名の生徒による力作の共演
入場口すぐの「School Maker Faire」ブースは、さながら教室を再現したような空間。多くの来場者のかたが足を止めてくださり、中高生の熱意あふれる説明を真剣に聞いてくださいました。フセンに集まったフィードバックコメントは、2日間で約1200件。たくさんの応援や助言、ありがとうございました!
麻布中学校 麻布高等学校
試行錯誤の努力が実を結んだ作品たち

麻布高等学校の5名が出展した作品は、試行錯誤を繰り返して安定感のある動きを実現した「二足歩行ロボット」と、安価な部品を使いながらも音の多様性を実現した「シンセサイザー」。来場者からは「エモい」「レベルが高い」という賞賛の声が聞かれました!

「僕も昔、この部品を使ってこんなものを作ったことがあるんだよ~」と、顔をほころばせる来場者との意見交換
たくさんの応援コメントに加えて、さらなるレベルアップにつながるアドバイスもいただけました
麻布学園物理部無線班はツイッターアカウントを持っています。ぜひ登録を!
@butumubutumu
麻布中学校 麻布高等学校
工学院大学附属中学校・高等学校
着想と展示の工夫が光った

工学院大学附属高等学校の3名が出展した作品は、フロッピーディスクを活用した演奏機と、リコーダー+トロンボーンが融合したユニークな楽器「リボーン」。懐かしのフロッピーディスクに足を止めた来場者から「アラフォー世代にはたまらない」と明るい笑い声も聞かれました!

今回展示している作品は「FAB 3D CONTEST 2018」 の優秀賞。「今年はどうするの?」という相談の声も聞こえてきます。
「どの曲が良いですか?」来場者のリクエストを受け付けて、音楽でブースを盛り上げます!
web
工学院大学附属中学校・高等学校〈公式ブログ〉でも、彼らの活躍が紹介されています!
http://kogakuin-jsh.hatenablog.jp/entry/2019/08/05/021224
工学院大学附属中学校・高等学校
湘南学園中学校高等学校
フットワーク軽くトライ&エラー

湘南学園中学校高等学校の4名が出展した作品は、3Dプリンターやレーザーカッターなどで加工した異素材を組み合わせた作品。「MESH」を活用して降りる駅で光るMyつり革など、独特のセンスが光る作品が注目を浴びました。チームワークも抜群!

ユーモアあふれる展示に来場者も興味津々! 未来のデザイナーたちへの期待が膨らみます。
偶然訪れてくれたOBからのメッセージ。学校も生徒もどんどん変化し、成長していることへの喜びが表れています。
湘南学園中学校高等学校の活躍の様子が「facebook」でも紹介されています! ぜひフォローしてください。
@shonangakuen.junior.high
湘南学園中学校高等学校
聖光学院中学校高等学校
使い手の立場に立った目線と工夫

聖光学院中学校高等学校が出展した作品は「自宅のインテリアに合う照明」と「鎌倉の街を良くする工夫」。どちらも、「ただ美しい」だけではなく、使う人の立場に立った工夫やユーモアが盛り込まれていました。

「え!これ手作りなの!?」と驚く来場者に対して、丁寧に作り方を説明する生徒。強度を保つために、しっかりと計算してアクリル板を下地に使って和紙を張っているのです。
世代が離れた来場者がうらやましがるような環境と先生と友人に恵まれた生徒たち。日本の未来は明るい!
聖光学院中学校高等学校の活躍の様子が「facebook」でも紹介されています! ぜひフォローしてください。
@seikogakuin.yokohama
聖光学院中学校高等学校
愛知県立高浜高等学校
地域をつなぐたい焼きの焼き型

愛知県立高浜高等学校が出展した作品はオリジナルのたい焼きの焼き型「Sの絆焼き型」。瓦産業と自動車産業という高浜市の2つの強みを掛け合わせ、生徒のプロデュースが絆をつなぐことで可愛らしい焼き型が完成します。

企業がリクエストした焼き型を製品として実現するためにどんなコンサルティングをしているのか、来場者に丁寧に説明する生徒たち。
高浜市の主要産業である瓦産業を広めるために、瓦の原料を使った箸置き作りワークショップを実施。オリジナルキャラクターの「ウマドリ」も大人気!
愛知県立高浜高等学校
豊島岡女子学園中学校・高等学校
「最強の橋を作る!」

豊島岡女子学園高等学校が展示したのは、木と小さい釘だけで作った「実際の設計に基づいた橋」とその強度実験の結果。2年以上かけて試行錯誤を積み上げた作品に、サイエンティストらしい執念を感じます。

「接続に画鋲を使うと、木の強度を余計に弱める原因になってしまった」など、これまでの失敗と改善の経緯をスライドも使いながらわかりやすく説明する生徒たち。
来場者からの具体的なアドバイスも彼女たちの励みと刺激になりました。
豊島岡女子学園中学校・高等学校
広尾学園 中学校 高等学校
下校の渋滞を改善するには?

広尾学園高等学校が発表したのは、学校のエントランスで起きる下校時の生徒の渋滞を改善するためのシミュレーション。海外の論文も参考にしながら精緻な分析を行った本格的な研究です。

「渋滞の定義は?」「歩行者を目測ではなくセンサーで計測しては?」など、研究をさらにブラッシュアップしようと、来場者の皆様を交えて白熱する意見交換。
学校の中だけではなくいろいろな場所で彼女の研究は生かせるはず!と、来場者からの大きな期待を集めました。
広尾学園 中学校 高等学校
鵬翔高等学校
部品から手作りしたキャタピラロボ

鵬翔高等学校が展示したのは、愛情とこだわりを込めて部品を3Dプリンタで手作りしたキャタピラロボ。限られた条件と資源の中で完成したクオリティの高い作品に、来場者の注目が集まりました。

キャタピラロボに込められたたくさんの工夫と愛情を嬉しそうに語ってくれる生徒。
先生が手作りしたセグウェイも来場者から大注目!「まさか実際に乗れるセグウェイを作れるなんて…」という感嘆の声が漏れ聞こえてきます。
鵬翔高等学校
企業に勤める大人たちから、“ものづくり”が社会に与える効果を学ぶ
「School Maker Faire」に参加した生徒たちに「普段はなかなか接することができない【プロの仕事】」に触れてもらうべく、企業様ブースを訪問させていただきました。 品質を高めて他社製品と差別化するためにどのような工夫をしているのか。テクノロジーがどのように社会貢献につながっているのか。生徒は自分たちの取り組みが未来につながっているイメージを強く持てたようでした。
Special Thanks!
Makerに必要なのは【素直さと頑固さ】

第7回ソフトバンクイノベンチャー最終審査に合格し、conect.plus株式会社として活躍されているみなさま。 クラウドによるスマホアプリ生成のハードルを下げつつデザイン面で質を上げた製品サービスの特長に加えて、「新規事業を興す苦労」についても語ってくださいました。紙切れ1枚でもとにかく形にして進める、いろんな人を巻き込む、周りの意見は聞きつつ信念は曲げない、という熱いお話に、中高生たちは未来の自分を重ねているようでした。

たくさんの発見・出会いに興奮!

いろんな会社、いろんな方と貴重なお話ができて楽しかったです! 今回いろんな企業様のお話を聞けたのでうまく生かせていけたらいいなあと思います。そしてまだまだ3Dプリンタ、レーザーカッターは発展途上なので今後の最新機種についていけるように頑張ります!

「School Maker Faire」に参加した生徒たちに「普段はなかなか接することができない【プロの仕事】」に触れてもらうべく、企業様ブースを訪問させていただきました。
Special Thanks!
Makerに必要なのは【素直さと頑固さ】

第7回ソフトバンクイノベンチャー最終審査に合格し、conect.plus株式会社として活躍されているみなさま。 クラウドによるスマホアプリ生成のハードルを下げつつデザイン面で質を上げた製品サービスの特長に加えて、「新規事業を興す苦労」についても語ってくださいました。紙切れ1枚でもとにかく形にして進める、いろんな人を巻き込む、周りの意見は聞きつつ信念は曲げない、という熱いお話に、中高生たちは未来の自分を重ねているようでした。

たくさんの発見・出会いに興奮!

いろんな会社、いろんな方と貴重なお話ができて楽しかったです! 今回いろんな企業様のお話を聞けたのでうまく生かせていけたらいいなあと思います。そしてまだまだ3Dプリンタ、レーザーカッターは発展途上なので今後の最新機種についていけるように頑張ります!

堂々とした生徒たちのプレゼンテーションに聴衆の驚きと称賛が集まった”ハレの場"

8月4日(日)14時からセンターステージにて開催された制作発表会は大盛況!2分間という限られた時間で自分たちの作品への思い・こだわりをぶつけるという難しい課題に、生徒たちは練習と工夫を重ねてくれました。

堂々とした生徒たちのプレゼンテーションに聴衆の驚きと称賛が集まった”ハレの場"

8月4日(日)14時からセンターステージにて開催された制作発表会は大盛況!2分間という限られた時間で自分たちの作品への思い・こだわりをぶつけるという難しい課題に、生徒たちは練習と工夫を重ねてくれました。

麻布中学校 麻布高等学校

トップバッターの緊張をはねのけ、自信を持って発表してくれた麻布高等学校。プレゼンテーションでは二足歩行ロボットがどうやってバランスをとって自走するようになったかという工夫を発表。簡潔で美しいスライドの世界観が、洗練されたロボットと連動しているようでした。

conect+ 坂井さま。 麻布高等学校の「ものづくり」へのこだわり・愛情・熱意や試行錯誤の姿勢を高く評価してくださいました。
副賞として「Raspberry Piスターターキット」と「Raspberry Piをはじめよう 第3版」をご提供いただきました。
麻布中学校 麻布高等学校
工学院大学附属中学校・高等学校
寝坊を防ぐIoTカーテンのアイデアを堂々と発表してくれた工学院大学附属高等学校。「当日自分も寝坊してしまった」というエピソードを交えて、笑いがあふれるユニークなプレゼンテーションとなりました。

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 田中さま。工学院大学附属高等学校の技術力の高さ、展示作品の楽器としての完成度、着想を評価してくださいました。
副賞として「toio バリューパック」をご提供いただきました。工学院大学附属中学校高等学校はICT環境を整備することに力を入れているので、周囲の生徒にもモノづくりの楽しさを知ってもらうために活用したい、と喜ぶ生徒。
工学院大学附属中学校・高等学校
湘南学園中学校高等学校

残念ながら制作発表会は欠席となった湘南学園中学校高等学校ですが、ソニー株式会社さまから「MESH賞」と副賞のMESHセットをいただきました。ソニー株式会社の稲垣さまは異素材を組み合わせて遊び心を大切にした湘南学園中学校高等学校のモノづくりを高く評価してくださいました。

湘南学園中学校高等学校
聖光学院中学校高等学校

授業で制作した照明に込められたこだわりと工夫を発表してくれた聖光学院中学校高等学校。「デザイン」よりも「機能性」を重視して家族のリクエストに応えたエピソードには、すべてのモノづくりに通じる工夫が詰まっていました。

Seeed Technology Co.,Ltd. 坪井さま。聖光学院中学校高等学校の「モノづくりが本気で好き!」という姿勢を評価し、ご自身もやりたいことがあるからこそ苦手だった英語を克服して現在の仕事を頑張っているというお話をしてくださいました。
副賞として「Seeeduino+ Grove詰め合わせセット」をご提供くださいました。SeeeduinoはArduino UNO互換ボード、GroveはSeeeduinoと一緒に使えるセンサー類。次のモノづくりに大活躍しそうです!
聖光学院中学校高等学校
愛知県立高浜高等学校

愛知県高浜市の産業を活かして、「たい焼きの焼き型のプロデュース」をすることで地域の交流を促進している高浜高等学校。これまでにプロデュースした焼き型のデザインを紹介したとき、その可愛さ・工夫に会場から歓声が挙がりました。

セメダイン株式会社 篠原さま。高浜市の伝統と先端技術の掛け合わせという発想と、それをビジネスとして成立させている点を評価してくださいました。
副賞として 超多用途接着剤「スーパーXゴールド」、瞬間接着剤「3000多用途」、防水スプレー他、モノづくりに役立つセメダイン商品の詰め合わせをご提供いただきました。
愛知県立高浜高等学校
豊島岡女子学園中学校・高等学校

接着剤を使わずに現実の橋の構造を再現するというこだわりを熱く語ってくれた豊島岡女子学園高等学校。割りばしや画鋲による設計で失敗した原因を分析して改善につなげる粘り強さが聴衆を引き付けていました。

株式会社カンブリアンロボティクスの木戸さま。豊島岡女子学園高等学校の生徒たちの課題解決力や、試行錯誤する力を評価してくださいました。
副賞として「obniz Board」をご提供いただきました。今回、Maker Faireをきっかけにモノづくりやプログラミングにも興味を持った生徒たちは大喜び!
豊島岡女子学園中学校・高等学校
広尾学園 中学校 高等学校

生徒が下校する際の渋滞を緩和するためのシミュレーションを発表した広尾学園高等学校。海外の論文も参照しながらより快適な下校を実現するための解決策を具体的に見出すという大学院生並みのレベルの高さが、聴衆をうならせていました。

オムロン株式会社の髙塚さま。身近な課題に着目して結論まで導いている広尾学園高等学校の分析力を評価してくださいました。
副賞として「音波式電動歯ブラシ」をご提供いただきました。「この歯ブラシで、毎朝スッキリした気分で学業やMake活動に励んでいただきたい」と励ましをいただいています。
広尾学園 中学校 高等学校
鵬翔高等学校

残念ながら制作発表会は欠席となった鵬翔高等学校ですが、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)さまから「IIJ賞」と副賞のノベルティ詰め合わせをいただきました。株式会社インターネットイニシアティブの斎藤さまは「一つひとつのパーツにこだわりながら手作りで仕上げていった試行錯誤が素晴らしい。何より、生徒さんが『自信の作品』と胸を張る様子に心を打たれた」と評価してくださいました。

鵬翔高等学校
赤堀侃司先生のご講評
「好き」という気持ちが何より大切

最後にご講評をくださったのは、日本STEM教育学会・幹事の赤堀侃司先生。すべての学校への励ましとさらなる成長への後押しを丁寧にコメントしてくださいました。2020年度から始まる小学校でのプログラミング教育必修化にも触れ、「子供たちが勉強として強制的にテクノロジーに触れるのではなく、『楽しい・好き』という気持ちになることが大切。そのために、中高生の君たちができることがたくさんあるんだよ」と、未来への提言をくださいました。

赤堀侃司先生のご講評
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